報告が遅くなりましたが、残留農薬検査を実施しました。
当園では「美味しまね認証」を取得していることもあり、定期的に残留農薬検査を実施します。
もちろん問題なしです。
少し専門的ですが、農薬の使用回数は、行政の定める基準があります。
現在、島根県の基準でいちごは栽培期間中、化学合成農薬の利用は47回となっています。
ココで言う、栽培期間は、概ね育苗中の8月から翌年の6月末ぐらい。10ヶ月ぐらいになります。
この検査は12月に行われました。その時点で当園での該当回数は5回となっています。
かなり、おさえられていると思います。
・育苗の最後本圃に定植する直前にしっかり消毒する
・天敵(虫を食べる虫など)を活用する
・ハウスを清潔に保つ
・水・肥料を必要最低限で供給する。ハウスの湿度を必要以上にあげない
といった、対策が効果を上げていると思います。
春になって暖かくなると、病害虫の活動も活発化するため、まだ数回は化学合成農薬に頼る局面に遭遇すると思います、が、できるだけ回避できるよう管理していきたいと思っています。
【検査結果】
報告書_A1908545美味しまね認証・大森雄介・残留農薬個別成分(いちご)
報告書_A1908544美味しまね認証・大森雄介・残留農薬100成分(いちご)
−−補足説明−−
この分析は、認証された農林産物が適正な生産工程管理(農薬の適正使用やドリフト対策、農薬と生産物の接触リスクの低減等)のもとで生産されていることを確認するため、
残留農薬検査を指標として実施しているものです。(米については、カドミウムの分析を含む)
残留農薬分析の方法は、100成分一斉分析(予め定められた100成分について分析する分析方法)とし、100成分以外の農薬を使用されている場合には、散布時期等から判断して最も残留リスクがあると考えられる1成分を追加分析しています。(散布等の状況によっては、追加分析をしない場合もあります。)したがって必ずしも使用された全ての農薬について分析を行っているものではありませんのでご注意ください。
分析していない農薬は次のとおりです。
カリグリーン 炭酸水素カリウム
トリフミンジェット トリフルミゾール
プロパティ ピリオフェノン
サンヨール DBEDC
モベント スピロテトラマト
ベストガード ニテンピラム
ボトキラー バチルス ズブチリス