ハウス4棟、やっと定植が終わりました。約8500株。
想定の倍ぐらい、一週間もかかってしまいました。
前作の根がたくさん残ってたためです。
イチゴの根はかなり密集しており中心部分は手でほぐすことができないほどの塊になります。そこに、苗を植え付けるため、ドリルで穴を開けて回りました。これがとても重労働。
力仕事なので出来る人数が限られる上、8千株分の穴を開けて回るため大変な時間がかかってしまいました。あまりこういう話は聞かないので、試験場や詳しい農家さんに聞いてみたところ、どうやら、前作の株の処理と、土の消毒手順が良くなかったようです。
まず、株の処理に関して、収穫が終わった直後に地上部を刈り取って、その後すぐに消毒に入ったプランターに特に根が残っていました。しかし収穫後に水を切って株が枯れてから地上部を刈り取ったプランターは根がだいぶなくなっていました。
もう一つ、消毒の手順ですが、土の入ったプランターを水浸しにし、嫌気性細菌の活動によって消毒を行います。でも、根の分解は主に好気性細菌によって進むようです。長期間、水浸しにして放置したため、好気性細菌の活動する時間が足りず根の分解が進まなかったと思われます。
来年、同じ轍を踏まないようにしたいと思います。
同じに見えますが、別々のハウスです。
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